2013年10月8日火曜日

モータウンからハリウッドへ


先週、様々なジャンルで活躍するスザンナ・ド・パスを招いた、ニューヨークフィルムアカデミーの主催するゲストスピーカーイベントが、ロサンゼルスのワーナーブラザーズシアター4で開催された。アフリカ系アメリカ人の彼女は、テレビドキュメンタリー『Motown』でプロデューサーとシナリオライターをスタートし、マイケル・ジャクソンとジャクソン5、ライオネル・リッチーとコモドアーズ、リック・ジェームス他大勢を発掘し、契約に持ち込んだ人物である。バラク・オバマ大統領の大統領就任式の草案も彼女が担当した。彼女は映画『Cooly High』『Mask』『野獣戦争』『Lady Sings the Blues』のサウンドトラックを監修し、彼女のモータウン・プロダクションでは、『マホガニー戦争』『The Bingo Long Traveling All-Stars』『ウィズ』などを製作している。テレビでは、代表作のミニシリーズ『Lonesome Dove (CBS)』『Sister, Sister  (The WB)』『The Temptations (NBC)』『Kid & Play Saturday morning cartoon (NBC)』などを手がけている。その後、生放送番組の『Motown 25 (NBC)』『NAACP Image Awards, The Essence Awards』『Showtime at the Apollo』をプロデュースした。彼女の手がけた番組は、30を越えるエミー賞ノミネートと、2度のエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、5度のNAACPイメージアワード賞などを受賞し、『Lady Sings the Blues』で共同脚本家としてアカデミー賞にノミネートも果たしている。彼女の最近の仕事は、スティーブン•スピルバーグと共に手がけているキング牧師の伝記映画や、ブロードウェイ・ショーの『Motown』にも深く関わっている。

さる火曜日、NBCとスザンナが手がけたエミー賞受賞作品のスペシャル番組『Motown's 25 Year Anniversary』の上映が行われた。番組の司会は、有名なコメディアン、リチャード・プライヤーが務めている。

18歳の時に、スザンナはモータウン・レーベルの創業者ベリー・ゴーディと出会い、彼のもとで働き始める。彼女はザ・スプリームスのメンバーとして雇われた友人のシンディ・バードソングを祝うために、『子豚の貯金箱』のお金でリムジンを借りた。彼女がシンディを車で迎えにきた時、ベリーが移動の車を必要としていたが、ちょうど彼のドライバーは出払っていた。スーザンとシンディは彼を助け、これが長い付き合いの始まりとなった。

デトロイトのオフィスに移った後、歌手のボビー・タイラーがあることでコンタクトを取ってきた。彼女は、ボビーの家のリビングルームで、ある『子供達』のパフォーマンスを見せられる。その頃、無名であったジャクソン5が彼女のために3曲の歌を披露しのだ。彼女はベリーに彼らを会わせようとしたが、彼は子供のグループを探している訳ではなかった。彼が最終的に会うことを了承した時、それがジャクソン5とマイケル・ジャクソンの前人未到のキャリアの始まりとなった。「マイケルは完璧主義者で、極めて才能豊かで、真面目だった。」スザンナは語る。「彼が自身の芸術に全てを尽くし、私たちはそれを感じ、それに答えてあげた。彼はまるで電磁石のようだったわ!」それから、ベリーはスザンナのタレントを見つける能力を信頼するようになり、次はスザンナに直にアーティストと契約させた。彼女が契約を取ったのは、ライオネル・リッチーとコモドアーズであった。スザンナはタレントへの鋭い目を持っているといっても差し支えないだろう。

スザンナは、自身で完全に流れを変えたと語る、テレビのミニドラマシリーズ『Lonesome Dove』のプロデュースを担当した。最近では、スザンナはユニバーサルスタジオとの『1st look deal』契約で、名作映画『マホガニー戦争』のリメイク作業を行っている。「誰の意見も私は気に留めないの。」スザンナは言う。「私の専門は、素材の反応をみて、それを知ること。物語や、コンテンツ作りは専門じゃないのよ。」彼女は加えて、彼女の仕事やプロデュースの話など、様々なプロジェクトについて言及した。


アリスターという映画制作科の学生が、いくつかのビジネスにおけるアドバイスを求める質問に対して、スザンナはこう答えた。「ずっと続く穏やかさの中に答えを求めては駄目。あなたのビタミンになるものを知って、自分を構成する尊敬するものとかの批判を受け入れること。忍耐と粘り強さ…それが、これからのあなたの信じるものの中でエネルギーになっていくから。」

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