2013年8月28日水曜日

短編映画の尺はどれくらいが良いのか?

映画制作科1年専門コース9月期生の卒業制作上映会が今週末に行われる。もう一度この話題に触れようと思ったのは、学生達に10〜15分の作品にするよう言ったにもかかわらず、彼らの作品は20〜25分になってしまったことにある。

この問題は、2時間という短いプログラムの映画祭に何百、何千の作品が送られてくる為にかなりの作品が競合してしまう事にある。大体の映画祭は短編映画は30分以内と定めているので、その規定内の作品が受け入れられる。映画祭はフィルムメイカーの手助けとして出来るだけ多くをサポートをしたいが、25分の映画を受け入れると5分の映画の監督5人を閉め出す事になってしまうのだ。

それで、私は生徒達にもっと映画を短くするようにアドバイスをした。当然、彼らの物語性を損なう事には十分配慮してだ。30分で完成させたものを10分にするのは無理だろう。しかし、映画の長さに対する私の考えに生徒達は賛同し、それを受け入れてくれた。
好例として、私の息子が14歳の時に我々のサマープログラムを受けた時の事を話そう。プログラムで、彼は3つの短編を作った。最初のものは90秒。2本目は2.5分、最後の映画は3分の長さだった。それらは初めての映画制作で非常にがんばってはいたが、決して良いものではなかった。だが、彼は10以上の映画祭で認められる事となった。

信じても信じなくても、90秒の映画でも未来を掴むのだ。息子の映画の一つはLA国際映画際で上映され、その時にエージェントの紹介で脚本家や作曲家とコンタクトをとる事が出来た。実際にエージェント代表のRene Zellwegerから彼にコンタクトを取って来た。さらにReneが彼の次の映画に興味を持ち、契約する事となった。その時、エージェントは14歳と取引をしている事など思いもよらなかっただろう。私が思うに、彼(と他のエージェント)は映画祭のウェブサイトから監督の名前をダウンロードし、問い合わせからメールを送っただけなのではないだろうか。

私はフィルムメイカーとして成長していくにつれて、プロとしての技術を試す為に長い尺の映画を作りたくなるのは当然だと思ってはいるが、上映時間を短くする事は自身の為にもなるのだ。あと、映画祭の中であなたの作品の上映時間の中に映画の終わりに5分のクレジットをいれてはいけないという事は覚えていてほしい。多くの学生は、映画の終わりに沢山の名前を流す事が、観客に更なる感動を与えると思い違いをしている。問題になるのは、あなたの映画を見ている観客が、あなたの映画に関わった全員に意識が行ってしまうという事だ。だからエンドロールは早く動かした方が良い。だが、自分の名前が流れてきた時だけじっくりと見せるようにするんだ。クルー全員でなく、監督であるあなただけを売りこんだ方が良いのである。

Food for thought.


-Claude Kerven, NYFA NYC Chair of Filmmaking

0 件のコメント:

コメントを投稿